【シドニー9日AAP】 NSW州シドニー地区、ブルーマウンテンズ地区、イラワラ地区で10日から、レベル2の給水制限が実施される。来年3月にはレベル3に引き上げの可能性もあるという。シドニーのダムの貯水量は45%まで下がった。
庭の水やりや洗車は、バケツやじょうろを使って午前10時前と午後4時以降のみ可能。シャワーは4分以内を奨励、プールやスパへの給水は1日15分までに限られる。レベル2の給水制限は通常、シドニーのダムのレベルが40%に下がって実施されるが、州政府は先月、12月10日からの実施を発表した。およそ80ギガリットルの水が節減できる見通しだ。
NSW州のペイビー水資源相は9日、「現在の水使用量と降水量が続けば、3月にはダム貯水量が30%まで下がり、レベル3に引き上げられる」と述べた。レベル3の制限内容は明らかにされていないが、事業などに大きな影響が出るとされる。
シドニー・ウォーターによると、これまでにレベル1の制限で警告120件と罰金2件が発令された。レベル2では、住民の違反は220ドル、企業などには550ドルの罰金が科せられる。