【パース11日AAP】 WA州議会で、安楽死を合法とする法案が可決された。国内でVIC州に続き2州目となる。
WA州議会は10日、55の修正事項を承認して安楽死を合法とする法案を可決した。同州議会で180時間以上討議された。施行には18か月かかる見通しだ。
同法の下、痛みがあり余命6か月以下とされる末期患者、または余命1年の神経変性状態の患者は、少なくとも医師2人の診断を得て安楽死を選択できる。クック州保健相は、「WA州は立法改革において進歩的とみられていないが、(VIC州に続き)立派な第2位だと思う」と述べた。
ロビー団体のGo Gentle Australiaは、「WA州民にとって、より情け深く素晴らしい寿命末期の選択ができる」「他州がこれに倣わない理由はない」と声明を発表した。今後は、今年になって安楽死に関する議会審問を始めたSA州とQLD州に焦点を合わせる。