【シドニー11日AAP】 NSW州火災救助(FRNSW)は11日、州内でクラッディングと呼ばれる可燃性の外装材を使用した建物が、さらに19軒増えて463軒あることが分かったと発表した。このうち271軒が、4階もしくはそれ以上の建物となっている。
NSW州政府は先に、クラッディングを使用した建物のリストについて、公共の安全性を守るという観点から、建物の所在などを特定することが出来ないようにするため、法的な措置を講じている。
不動産コンサルタントでアパートの所有者でもあるクリス・ルモアさんは、「燃えるクラッディングが私たちのアパートに取り付けられているのは事実」と述べ、クラッディング問題について、州政府は適切な対応を行ってこなかったと非難した。