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豚コレラ流行で帰国者の検査強化

【メルボルン23日AAP】   アフリカ豚コレラの流行を受けて、海外からの帰国者は空港でかつてないレベルの保安検査を受ける可能性がある。

国内各地の空港でこの夏、探知犬や検査官、X線機器を増加して検査を強化する。50憶ドル規模の国内豚肉業界を保護する目的だ。

豚コレラは人間には危険でないが、感染した豚のおよそ80%が死亡する。カンボジアや東ティモール、インドネシアやベトナムなど近隣の東南アジアでも感染が確認されている。特に、オーストラリア人に人気で、豚が多数飼育されているインドネシア・バリ島からの帰国者が懸念される。

農業省のリン・オコネル氏は23日、「海外から帰国する際、手荷物や滞在地をきちんと申告し、靴やキャンプ用品についた泥も払うこと」と声明を発表した。虚偽の申告には罰金420ドル、民事または刑事責任が問われる可能性もある。

10月、4.5キロを超える豚肉とイカ、ウズラ、卵の申告漏れで、ベトナム国籍の女性が強制送還された。

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