【ブリスベン9日AAP】 オーストラリア気象局(BoM)が発表した2019年度の年次気象声明によると、昨年は最も気温が高く、降水量も少なく、過去の記録を更新したことが分かった。山火事については、今後さらに頻繁となり長引くと予想している。
BoMの気象監視部長のカール・ブラガンザ博士は、オーストラリアの気象について、熱波や山火事が発生する頻度や程度が少しずつ高まっていると分析し、全体として「温暖化している」と述べた。
国内では、今回の山火事シーズンで25人が死亡し、2,000軒以上の住宅が焼けたことが分かっている。また、山火事で燃えた範囲は英国とほぼ同じ面積となっている。