【シドニー24日AAP】 オーストラリア国立大学が行った最新の調査では、国内に270万人いるといわれる喫煙者のうち、3分の2は喫煙が原因で死ぬであろうという報告がなされた。
この調査は45歳以上のオーストラリア人20万人を対象に4年がかりで行われた。調査結果によると、喫煙者の死亡率は非喫煙者のそれよりも約3倍高いことが指摘され、1日10本喫煙する人は非喫煙者よりも2倍早く、また25本吸う人は5倍早く死ぬとされた。
調査を行ったオーストラリア国立大学のバンクス教授は、「喫煙を続ける人は死へ真っ直ぐ進んでいる。禁煙することでそれは改善される」と話した。さらに同教授はオーストラリアの喫煙率が12.8%と、欧米諸国では最も低いことについて政府のタバコ対策が功を奏していると述べた。