【キャンベラ11日AAP】 連邦政府は11日夕方から、新たにイタリアからの旅行者の入国禁止を決定した。これまでに国内で106人が新型コロナウイルスに感染した。
すでに実施中の中国、イラン、韓国に続き、11日午後6時からイタリアからの旅行者の入国が禁止される。
連邦政府はさらに、24憶ドルを投じて保健サービスを強化させると発表した。無料の回線型サービスやポップアップ式の検査所を始め、13日からは一般医(GP)による電話での新型肺炎診察が無料(バルクビル)で受けられる。すでにメルボルンやSA州の病院で実施されているポップアップ式検査所は、最大100か所で1日75人を検査する。
オーストラリア医療教会(AMA)のバートン会長は、「現段階で、鼻づまりの症状を持つ全員に検査を促していない。海外から帰国または感染者と接触した人のみが検査を受けるように」とABCラジオで話した。
NSW州とメルボルンの複数校で休校措置をとられたが、連邦のテーハン教育相は州全域での休校はないとの見方を示す。