【シドニー19日AAP】 今月25日のアンザック・デーを目前に控え、19日、シドニー市内では追悼式典が営まれ、平和の願いが込められた多数の白い鳩が空に放たれた。
国民の祝日でもあるアンザック・デーは、1915年4月25日にオーストラリア軍がトルコのガリポリに上陸し、連合軍として第一次世界大戦に参戦したことから、後に過去の戦争で命を落としたすべてのオーストラリア人を追悼する日となった。今年は100周年を迎えることから、各地で大きなイベント開催が予定されている。
19日、シドニー市内にあるココダトラック記念道で開かれた追悼式典には数千人の市民が参加。少年合唱団や国防軍の音楽隊によるパフォーマンスが行われた。また市内の一部を通行止めにし、元兵士やその家族らが行進をした。
また連邦政府はこの日、ガリポリ上陸100周年を記念する2ドル硬貨を発行することを発表。ポピーの花と十字架、そして「Lest We Forget」の文字が刻まれたデザインになっている。