【キャンベラ8日AAP】 連邦政府は8日、不利な条件下にある子どもに特別な支援を行うための、保育に関する新たな提案を発表した。
ベビーシッター助成金に続いて発表された保育に関する同提案は、養育助成金「ファミリータックスベネフィット」の受給権利を厳しくするなどして予算を拠出するとしている。パッケージには、特別な支援を要する子どものための保育機関設立費用や人件費などが含まれる。
モリソン社会サービス相は、「社会的に不利な条件におかれた家族も、他の家族と同じ選択肢が得られることになる」と話した。
野党労働党は連邦政府の提案に慎重に支持を示したが、養育助成金の削減と同政策を結び付けたことを批判し、上院議会で反対し続けることを誓った。
一方、オーストラリア保健福祉研究所によると、2013/14年度で前年比、追加で8,000人の子どもが児童保護サービスを受けた。子ども37人に1人が、調査対象または保護命令下に置かれたり、家庭以外で世話を受けている。また、関連する子どものおよそ4分の3が、児童保護制度を繰り返し利用しているという。