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ギャングの女ボス、拘置所移動に不満

【メルボルン19日AAP】   ギャング界の大物の1人として知られる女が、収監されている拘置所を移動させられたことを不満として裁判所に訴えていた件に関して、裁判所は、女の訴えを却下した。

ジュディ・モラン受刑囚(74)は、最高警備が敷かれるメルボルンのデーム・フィリス・フロスト拘置所内でも比較的自由が利くマーガレット棟に収監されていたが、先頃、行動がより厳しく制限されている拘置所に移動させられた。マーガレット棟では、モラン受刑囚は自分で料理をすることなどが認められていた。

19日、メルボルンの最高裁で開かれた裁判でモラン受刑囚の弁護人は、同受刑囚が収監場所を移動させられた理由は、受刑囚同士のけんかを目撃したからであり、現在の拘置所で他の受刑囚らと同じ食事を摂取しなければならないことは不当な扱いだと訴えた。モラン受刑囚は足が不自由で、厳しい食事制限が義務付けられているという。

カバノー裁判長は、マーガレット棟に収監されている他の受刑囚からの手紙を読み上げた。その中では、モランが脅迫行為を続け、かつ他の受刑囚に悪影響を及ぼしていたかがつづられていた。裁判長は、モランを現在の拘置所に引き続き収監させるとした。来月、同受刑囚の弁護人が再度告訴するとみられている。

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