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IS脱退希望の豪人 「強制だった」

【シドニー20日AAP】   シリアでイスラム過激派「イスラム国」(IS)の戦争に参加したとみられるオーストラリア人男性がオーストラリアへの帰国を望んでいると報道されている件について、この男性は、シリアで強制的にISに参加させられたと話していることが分かった。

メルボルン出身で現在はトルコにいるアダム・ブルックマンさんはフェアファックス・メディアに対して、「シリアで看護師としてボランティア活動に参加していたが、けがをして搬送された病院がIS管轄下のもので、完治後もISから脱出することが認められなかった」と話した。

シリアに渡航した理由についてブルックマンさんは、「シリアの現状が国際コミュニティから無視されていることを気の毒に思った」と話している。

現在、少なくとも3人のオーストラリア人が、シリアやイラクといったISの戦争地に自ら向かい、オーストラリアへの帰国を希望しているという。アボット連邦首相は、「IS戦争に参加した国民はすべて、帰国後に逮捕され、法の下で裁きを受けるべきだ」と述べた。

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