【シドニー19日AAP】 メルボルンに続き、19日には国内各地で極右派と人種差別反対派が対立する抗議デモが行われた。
シドニーで行われたデモでは2人が負傷、5人が逮捕された。極右派の「リクレイム・オーストラリア」には150人以上が参加し、対立する人種差別反対派も「人種差別・イスラム嫌悪反対」のバナーを掲げ、警察が両団体を引き離した。
パースのデモでは、警察が人種差別反対派から多数の抗議者を退去させ、人々が危うく踏み倒されそうになった。
一方、キャンベラでは「リクレイム・オーストラリア」の50人を上回るおよそ200人の人種差別反対派が、議事堂までデモ行進した。
QLD州各地で行われたデモによる逮捕者は報告されていない。自由国民党のジョージ・クリステンセン連邦議員は、労働党の批判を退けてマッカイでの「リクレイム・オーストラリア」のデモに参加した。ショーテン労働党党首は先立って、連邦首相は党員のデモ参加を許可して争議を荒立てさせるべきでないと話している。
19日のデモは時に攻撃的であったが、18日にメルボルンで見られた激しさには至らなかった。メルボルンでは警察が唐辛子スプレーを使用し、少なくとも4人が逮捕された。