【ブリスベン20日AAP】 南アフリカでサーフィン大会中、オーストラリア人サーファーのミック・ファニング氏(34)がサメの襲撃に遭った。同氏はジェットスキーで救出され、けがはなかった。
ジェフリーズ・ベイで行われたサーフィン大会「J―Bay オープン」の決勝戦中、サメがファニング氏に接近し、襲撃した。同氏は奇跡的に無傷で救出された。
オーストラリア海洋科学研究所のマーク・ミーカン博士は、今回の襲撃はホホジロザメに特徴的な狩猟スタイルだとし、ジェットスキーによるファニング氏の迅速な救出を称えた。「ホホジロザメは噛みついた後に獲物が死ぬのを待つ特徴があり、この間に救出のチャンスがある」と、同博士は話した。
ミーカン博士はまた、ファニング氏がサメの背部を殴ったと話したことについて、同氏はサメを追い払うためにできる限りのことをしたと述べた。「サメの鼻や目を突くのは効果的と言われている。サメは頭の周りにたくさんの感覚システムを持つが、非常に頑丈な動物であり、パンチの効果についてはわかっていない」と同博士は話した。