【メルボルン10日AAP】 メルボルンの電車・トラム・バス労働組合(RTBU)は、鉄道ネットワーク「メトロ」との労使契約に関する争いの一環として、2日間の無料乗車と4時間のストライキを行うと決定した。
組合役員らは12日、無料乗車日の日程について協議し、4時間のストライキは来週行われる可能性が高いとされる。組合側は、メトロの利益は史上最大の6500万ドルに達したとし、「メトロは、組合員の大変な努力なしでこれだけの利益を得られなかった」と主張する。
メトロ・組合間の交渉過程について10日、公正労働委員会で合意された。
VIC州のアンドリュース首相は双方に対し、公共交通機関の利用者らについて考え、落ち着いて合理的に問題に取り組むよう要請した。
州野党自由党のティム・スミス議員(31)は、「私の世代にメルボルンでのストライキの記憶はない」と話した。同議員はアンドリュース州首相に対し、影響力を行使して通勤者らのためにストをやめさせるよう呼びかけた。
メトロはツイッター上で、「現段階でストライキの知らせはない。最新情報を提供し、交通混乱があれば通知する」と述べた。