【ブリスベン18日AAP】 タイの首都バンコクの観光客で賑わう繁華街で17日夜、爆発が発生した。これまでに19人の死亡と120人以上の負傷が伝えられている。
タイ国防相は今回の爆発について、「経済が停滞するなかでも比較的明るい観光業にダメージを与える目的で、明らかに外国人を標的にした攻撃」と話した。犯人はまだわかっていない。
オーストラリア外務省は18日、「これまでにオーストラリア人の死亡やけがは報告されていない」と発表した。
バンコクは長年に及ぶ政治的暴挙を耐え忍び、現在は軍事政権が国家を支配する。また、タイ南部では数十年にわたる反政府イスラム勢力の暴動により、数千人の犠牲者を出した。イスラム過激派は東南アジア各地で多くの攻撃を行ったが、タイを主要標的とはしていない。