【シドニー20日AAP】 シドニーのカフェで昨年12月に起きた人質事件についての審問が行なわれ、犯人のマン・ハロン・モニスについて事件発生後の早い段階で身元を特定していたことが分かった。
メラニー・ステイプルズ警察本部長は20日、事件が発生した直後に犯人の男が当時捜査を担当していた殺人事件の従犯者であると確信したという。同本部長が入手していたモニス容疑者に関する情報は、午後1時までには人質事件の担当者らに渡されていた。
モニス容疑者は当時、40にのぼる性犯罪でも訴えられており、審問ではそのような重大な犯罪を犯していた同容疑者がどのような経緯で保釈を認められたのかについて解明を進めている。警察と弁護士の間で釈放に関してどのようなやりとりがあったのかが注目されている。