【ブリスベン21日AAP】 オーストラリア国内で30年ぶりに誕生したホッキョクグマの「ヘンリー」が今年10月始め、繁殖プログラムの一環としてカナダへ移送されることが分かった。
現在2才になるヘンリーは父親がカナダから、母親がロシアからというユニークな組み合わせの両親から誕生した。ゴールドコーストのシーワールドから自然に恵まれたカナダ南部のコクレーンホッキョクグマ居住地に移される。
母親はすでに次の繁殖期を迎えており、ヘンリーとの子離れも出来ているという。カナダは世界で最もホッキョクグマが生息している場所だが、現在、世界のホッキョクグマの数は2万5000頭以下となっている。