【キャンベラ28日AAP】 オーストラリア・ポストは28日、オーストラリア競争・消費者委員会に国内普通郵便の30セントの値上げ、および配達日数の2営業日への延長を申し入れた。今後各方面の意見を募り、今年11月には意見書をまとめ12月には最終決定する見通し。
この他の申請内容としては重量125グラム以上250グラム以下の定形外郵便の切手代について、現在の2ドル10セントから3ドルへの値上げなども含まれている。一方、年金受給者などを対象としたコンセッション切手(60セント)やグリーティング・カード用切手(65セント)の値上げは行わないとしている。
オーストラリア・ポストによると2008年以降、電子メールや携帯電話などの普及により手紙の配達量が急減しているという。また今年3月には連邦政府が配達日数について改正を認め、現行通りの配達を希望する場合はその分の料金を支払う必要がある。支払わない場合は現行より2日間遅い配達となる。これについては来年1月から適用される見通し。