【シドニー1日AAP】 シドニー空港で11月、毎年恒例の大規模なチャリティーオークションが行われる。商品はすべて、同空港で発見された落とし物や忘れ物。
持ち主の現れない遺失物数千点が競売にかけられる。商品はアイポッドやカメラ、携帯電話、貴金属、サーフボード、アルコール類、洋服など。珍しい物としてはウクレレや電子レンジなど。毎年3800万人近くが同空港を利用し、引き取り手のない遺失物も多数に上る。
オークションで上げられた収益の受け取り先となる、4つの慈善事業を選ぶインターネットアプリが立ち上げられた。同オークションはこれまで長年にわたって、サルベーション・アーミーなどの慈善団体を支援してきた。
シドニー空港のケリー・メイザー最高責任者は声明で、「空港から地域社会への貢献150万ドルの一環として、昨年のオークションでは史上最高となる15万4000ドルが集められた」と話した。