【メルボルン2日AAP】 メルボルンの鉄道・トラム・バス労働組合(RTBU)は給与についての争議が鉄道運営会社との間で決着がつかないことから4日と5日の両日、ストを決行するとみられる。
RTBUは4日に1時間、5日に4時間それぞれストを行うもよう。これに対し鉄道運営会社メトロのレザラCEOは、RTBUが今後4年間で17パーセントの昇給という提案を受け入れずストを行うことは「まったく理解できない」との見解を示した。
一方でRTBUのグリゴロビッチ組合長は、「金銭だけの問題ではない」とはねつけ、さらにメトロ側がストによる影響を大げさに取り上げていると非難した。今のところ両者による話し合いが行われる予定はない。
RTBUとメトロの両者はともに利用者に対し謝罪の意を示した。アンドリュースVIC州首相はストに反対の態度を示した上で、両者が話し合いによって解決を図るよう働きかけていくと述べた。