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迷子のメリノ羊 毛の伸びすぎで保護

【キャンベラ2日AAP】  キャンベラ郊外でブッシュウォークをしていた人が1日、毛が伸びすぎて危険な状態に陥っている羊を発見し、英国動物虐待防止協会(RSPCA)に通報した。

RSPCAによると、発見されたのはメリノ種の羊で群れからはぐれたとみられている。メリノ・ウールの養毛用の羊は定期的に毛を刈らなければ、皮膚炎やハエの幼虫が体内に入る病気などに侵される恐れがある。

毛を刈るのは保護された羊が落ち着いてからとみられるが、通常より多いボリュームの羊毛を刈るのに専門知識を要するとソーシャル・メディアで呼びかけたところ、羊の毛刈り大会で数度の優勝経験があるイアン・エルキンス氏から名乗り出があったという。

羊毛の重量はタスマニアで23.5キロ分、ニュージーランドで27キロ分が刈られたことがあるが、保護された羊の毛についてRSPCAは「非常に汚れており、欲しい人はいないだろう」と話した。

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