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FTA問題 ハワード元首相が野党牽制

【キャンベラ3日AAP】  キャニングで行われる補欠選挙の立候補者の応援に駆けつけたハワード元首相は3日、自由貿易協定(AFT)に反対の姿勢を示しているショーテン野党党首に対し、国民は選挙の票数をもってAFTの邪魔はやめてというメッセージを送るべきとの考えを示した。

ハワード元首相は労働党内にもAFTをめぐるショーテン党首の立場を非難する声が高まっていることについて「党内のリーダーらがこぞって党首を批判しているのには驚いた」と述べた。また、同党首がAFTに反対するのは組合との結びつきが背景にあると指摘した。

さらに、国益のために協定の可決は必要との見解を示したうえで、「何としてでも可決させるべき」との考えを述べた。また、「中国との協定締結のチャンスを邪魔すれば、ショーテン党首は非常に重い責任を背負うことになる」と牽制した。

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