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7歳男児が強制結婚の犠牲に ネパール

【キャンベラ5日AAP】   オーストラリアで「父の日」は、父親が子供達から感謝の意を込めたプレゼントを贈られる日だが、7歳という若さで、結婚を強いられているネパールの男の子たちのことを考えてみよう。

人道支援団体CARE・オーストラリアの報告によると、 ネパール西部地方では、男の子と女の子が強制的に結婚させられることがあるという。それによって、男の子は精神的トラウマを受けたり、結婚相手の家族を養うために、高い確率で学校をやめたりすることがあるそうだ。

CARE・ネパールのカッセンバーグ所長によると、ネパールの法律では、婚姻は18歳からとなっているが、西部地方では、この法律はほとんど無視されている。家族にとって、子供の婚期が遅れる事は不名誉なことで、結婚できなくなることを懸念するためだという。

「父親になるということがどういうものなのか、少年たちはすでに知っている」と 所長は述べている。

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