一般

オペラハウスアスベスト訴訟 原告勝訴

【シドニー17日AAP】  シドニーオペラハウスの建設現場でアスベストに晒されたことによる発病が原因で死亡したとみられる男性に対し、NSW州の裁判所は男性の訴えを認める判決を言い渡した。

勝訴したジョージ・ディオニサトス氏は7年間にわたり建設現場に勤務。裁判所は男性の元雇用主である建設現場の足場設置会社アクローに対し、男性の未亡人である女性に対し経済的な援助を行う責任を負っているとの見解を示した。

女性は現在、痴呆症を患っている。ディオニサトス氏の死後も訴訟を続けた同氏の娘ソウラさんは閉廷後に会見し、「お母さんを頼む」が父親の最後の言葉だったことを明かした。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら