【シドニー21日AAP】 国内8か所の空港で、賃金カットに反発する税関職員らによって行われているストの影響で、著しい遅れが出ている。21日に開始したストは、少なくとも10日にわたり、朝と夕方のピーク時にそれぞれ2時間ずつ行われる。
地方公共部門組合(CPSU)によると、シドニー、パース、ケアンズの各空港で著しい遅れが報告されている。シドニー空港では出国ホールに最大500人が並び、遅れは最大90分だったという。
CPSUのナディン・フラッド氏は、「政府との交渉に持ち込むには影響力のあるストを行うほかない」と話した。CPSUは労使紛争の決着に向けて、ターンブル新内閣のキャッシュ連邦雇用相との交渉を求めている。
センターリンクやメディケア、オーストラリア統計局などの連邦政府機関も、24日に半日ストライキを行う予定。