【ブリスベン22日AAP】 国内大手家電チェーン「JB Hi-Fi」で、ダウン症の男性が入店を拒否されるという出来事があった。店側は謝罪の意を示している。
19日、ブリスベン郊外にある「JB Hi-Fiマウント・オムマネー店」で、ダウン症患者のジェームス・ミルンさん(21)が入店しようとしたところ、警備員と店長に呼び止められ入店を拒否されたもの。警備員らは、同店に入店禁止とされている他の精神病患者と勘違いしたと認めている。
ジェームスさんと一緒にいた姉のビクトリア・ミルンさんは、同店の対応をフェイスブック上で非難。この投稿はこれまでに5万5000回シェアされ、何百人という人々がJB Hi-Fiをボイコットすると訴えているという。
JB Hi-FiのマレーCEOは、問題となっているマウント・オムマネー店の対応について、「店員を常に誇りに思っているが、今回の対応は非常に悪い」とし、個人的にジェームスさんに手紙を書いたと述べた。
ミルンさん一家は非常に辛い経験をしたと述べた一方で、各方面から強い支援の声を受けたことに感謝しているとした。