【キャンベラ２６日ＡＡＰ】　　　ビショップ外相は、エジプトでテロ活動に参加したとして有罪判決を受けたオーストラリア人ジャーナリストに関して、エジプト政府の恩赦が適用されることに自信をみせた。

ピーター・グレステさんは、同僚２人と共にアルジャジーラの記者として取材のためにエジプトに滞在していた際に、イスラム過激派を支援したとしてホテルで逮捕され、裁判で有罪判決を受けた。

一緒に逮捕された同僚２人は今週初め、同国政府の恩赦を受け、無罪となってエジプトの刑務所から釈放された。一方、グレステさんは恩赦リストに名前が載っておらず現在も有罪のままとなっている。

現在、ニューヨークを訪問中のビショップ外相は、「エジプトの外相によると、グレステ氏は同国を出国しているため法律的な問題が生じているが、外相は法改正などを含めた対応で無罪となる方向で進めていくことを明言した」と述べた。

当のグレステ氏は、良いニュースだとしたものの警戒した様子で、「実際に恩赦が決まらない限りは“問題解決に至った”といえない」と話した。