【ホバート3日AAP】 TAS州で、絶滅危機にさらされているタスマニアデビルが、先週生息数を増やすために 野生に戻されていたが、数匹がすでに道路事故で死亡していたことがわかった。
セーブ・タスマニアデビル・プログラム(STDP)によって育てられた20匹のタスマニアデビルが、先月25日にナラウンタプ国立公園に放されていた。そのうちの4匹が道路事故の犠牲となったという。
STDPは、デビル顔面腫瘍性疾患によって、個体数が激減しているタスマニアデビルの保護を目的に設立されている。関係者らは、これ以上の被害を防ぐために、運転手に夕暮れから夜明けにかけて、特に注意して運転するように呼びかけている。
残りの16匹は、国立公園内に数台設置されているカメラで確認されており、元気な様子だという。