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「家族の協力必要」 若者の過激化防止

【シドニー4日AAP】   シドニー西部パラマッタで2日に発生した15歳の少年による銃撃殺人事件を受けて、イスラム教徒の家族らに対して若者の過激化を防ぐよう声があげられている。

ビショップ外相は4日、「過激思想との戦いは政府やコミュニティが単独で行えるものではなく、家族が第一線として若者を守っていく」と話し、コミュニティや家庭と協力していく意向を示した。

ターンブル連邦首相およびベアードNSW州首相、連邦・州警察などにより行われた3日の電話会議には、イスラム教指導者らも参加した。

イスラム教コミュニティの指導者であるジャマル・リフィ氏は、「保護者は過激化の危険にある子どもの変化に気づくことができる」「早い段階で助けを求めることで子どもや保護者が法的に不利な立場に陥ることはない」と話し、支援を求めるよう呼び掛けた。

警察は、事件動機について引き続き捜査中。少年と特別な集団を関連付ける情報は見つかっていないという。

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