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精子ドナーが需要に追いつかず VIC

【メルボルン9日AAP】  VIC州内の不妊等治療クリニックでドナーから提供される治療用の精子が需要に追いつかない状況に陥っている。また、人種などにおいて幅広いドナーからの提供が必要になっているという。

同州の関係当局がまとめた報告書によると、2014/15年度に同州で精子バンクを利用したのは主に独身女性とレズビアンのカップルで、全体の85%だった。精子を受け取った女性1362人のうち、202人が異性間カップル、684人が独身、476人が同性カップルとなっている。

2010年の法改正で、独身およびレズビアンのカップルが精子バンクを利用できるようになり、需要が急増したため精子ドナーが不足するようになったという。1人のドナーにつき10人の女性に精子が提供できるが、非提供者は同じドナーを利用する傾向が高いという。

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