【キャンベラ12日AAP】 12日、アボット前連邦首相が1995年以来、初めて連邦議会で後方席に座っている姿が見られた。隣にはホッキー前連邦財務相が座っていた。
質問時間開始とともに、野党のショーテン労働党党首はターンブル連邦首相に対し、「あんなに称賛していた前連邦首相をなぜ倒したのか」と質問を投げかけた。ターンブル首相は「(アボット氏は)最も機能不全な労働党政府を倒した」と返し、アボット氏を称賛した。
アボット氏は議会の時間のほとんどを文書に目を落として過ごしていた。労働党のジョエル・フィッツギボン議員は、「アボット氏が後ろに座っていることで、保守連合の不安定さを常に思い出させることになる」と話した。
休会期間明け最初のニューズポールによる世論調査では、与党保守連合と野党労働党の2党比較では50対50だった。「どちらが連邦首相として適任か」という質問では、ターンブル氏は57%、ショーテン氏が19%だった。また、およそ3人に2人が自由党党首交代について、「自由党は正しいことをした」と回答した。