政治

養育助成金の改善案を発表 連邦政府

【キャンベラ21日AAP】   連邦政府は、2014年の予算案の修正となる、「より公平」とされる養育助成金の改善案を発表した。

改善案では、養育助成金「ファミリータックスベネフィットB」は末の子どもが13歳になった時点でカットされる。また、「ファミリータックスベネフィットA」の受給家族には2018年7月1日より、19歳までの子ども1人につき2週間で追加で10ドルが支給される。一方、ベネフィットAおよびBの追加支給は今後3年間で段階的に廃止される(Aは年間およそ726ドル、Bは354ドル)。政府は、改善案による節減を保育助成に充てるとしている。

ポーター社会サービス相は改善案について「財政的に責任ある姿勢で家庭を日々支援する」と話し、モリソン財務相も「2014年の予算案と比べ、より目的にふさわしい」と話した。

野党労働党は、政府の改善案を前向きに検討する意向を示したが、ひとり親世帯や祖父母が子どもの世話をする家庭への懸念も示した。末の子どもが13~16歳のひとり親世帯では、年間受給額が2737ドル50セントから1000ドル10セントに削減されることになる。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら