【メルボルン21日AAP】 VIC州メルボルン郊外のトゥラックにある歴史的な建造物としても知られていた邸宅が21日、重機が敷地内に入り解体作業を開始した。不動産価値は約2000万ドルとみられている。
「珍しい様式で美しい建物」と売りだされた建物は、2013年に1850万ドルで中国の起業家、ワン・フア氏が購入した。解体を阻止しようと、カウンシルが世襲財産としての登録を求めたが、当時の都市計画相で現野党党首のマシュー・ガイ議員がこれを却下した。
ワン氏は同じトゥラックに350万ドル相当の不動産やゴルフ場も所有しているとみられている。また、経営破たんしたマセドニア・グラマー・スクールを高級寄宿制学校とするプロジェクトにも関わっている。