一般

NSW州サメ対策 1600万ドル拠出

【シドニー25日AAP】  NSW州のナイル・ブレア第一次産業相は25日、向こう5年間の同州内におけるサメ対策プランを発表した。音波を利用するソナーシステムや、より高度な監視方策を整備するとしている。

ブレア産業相は、「サメの発見や駆逐について多面的な方法で対処する」として、海中および空中からの監視を強めるという。対策費として拠出される総額1600万ドルのうち、770万ドルはヘリコプターによる監視など新技術の試験的な導入に充てられる。

また州政府は、ツイード・ヘッドからフォースターまでの間にあるビーチと、その他サメが頻繁に出没するビーチに“リスニング・ステーション”を設置。リアルタイムでサメを監視する管制塔のような役割を担わせるという。

ブレア産業相は州政府として地域のビーチの安全を守るというのは世界でも初めてだとして、「非常に誇らしく思う」と感想を述べた。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら