【ケアンズ28日AAP】 ケアンズ地域裁判所は、QLD州クックタウンの南西にあるダイアン銅鉱に対し、周辺地域に汚染水を漏らすなどの被害をもたらしたとして25万ドルの罰金の支払いを命じた。また香港の開発企業のピーター・ジャン社長に5万ドルの支払いを命じた。
汚染調査の報告書によると、ダムから汚染水が流れこんで800メートル下流の海水魚たちに深刻な害をもたらす可能性があるとしている。一方、裁判所は汚染による被害は報告されていないとしている。
ダイアン銅鉱およびジャン社長は2014年5月~7月に汚染が発覚した後も、これに対して何も対応しておらず、現在も修理命令に従っていない。ダイアン銅鉱は裁判費用および銅鉱近くの水質を向上させるプロジェクト費用も負担する。