【シドニー29日AAP】 ハウジング・インダストリー・アソシエーション(HIA)の調べによると、今年度の新築住宅の売上げが昨年度を下回ったことが分かった。住宅ローン金利の引き上げが大きく影響しているとみられる。
HIAによる最新のデータでは新築住宅の売上高が8月に2.3%上昇した後、9月には4%減少した。同社エコノミストはやや減少は認められるものの建設業は依然として活気があるとする一方で、2015~16年以降に金利の影響が重くのしかかってくると分析している。
ナショナル・オーストラリア銀行の住宅不動産指数は今年の7~9月期に7ポイント低下の10ポイントとなり、2期連続の低下となった。今後1、2年の住宅価格と賃貸料の伸びについてはQLD州を除くほぼすべての州で下方修正された。