【キャンベラ31日AAP】 野党労働党のショーテン党首は選挙権を16歳に引き下げるべきと提案した。
ショーテン氏は、若者の意見なしで婚姻の平等や気候変動問題は解決できないと話した。また、16歳は納税義務があり、軍への参加や運転・飛行免許も取得できることから選挙権も例外でないとした。
連邦政府はこの提案を、注目集めの策略だとして却下した。コーマン予算相は、「ショーテン氏の提案は国民の支持を得られないだろう」と話し、選挙年齢として18歳が適切とした。
一方、グリーンズ(緑の党)は選挙権の年齢引き下げは国益だとして支持を示している。
アデレードのある学生は、「周りの多くの16~17歳は政治に無関心で、選挙権を持つことについても関心がない」と話した。