【キャンベラ31日AAP】 連邦政府は、ナウルおよびマナス島難民収容施設から中央アジアのキルギス共和国へ、難民を再移住させる計画を検討していると伝えられている。
キルギス共和国への難民の再移住について、野党労働党のショーテン党首は、「人々の命がかかる重要な問題だ」と話し、連邦政府は検討中の再移住先を明らかにして問題解決のために野党を信頼するべきだとした。一方、4000万ドルを拠出してわずか4人の難民をカンボジア再移住させたのは失敗だとした。
グリーンズ(緑の党)は、「最も倫理的・人道的な国内定住以外の選択肢を探すとは、ばかげている」と話し、政府の政策は非常識だとした。
難民活動連合(RAC)も、「放射性廃棄物の集積場として知られるキルギス共和国を再移住先に考えるとは絶望的だ」と話した。