【メルボルン4日AAP】 セブンイレブンが外国人留学生に対し不当に低い賃金を支払った事件を受けて、VIC州政府は留学生に無料で法的支援を提供すると発表した。
州内各地のセブンイレブンに勤務していた外国人留学生らは、時給わずか10ドルで働いていたと話した。メルボルン中心部の店舗では、未払い賃金が8万4000ドル以上に上るとされる。セブンイレブンは不当な低賃金の支払いと偽りの記録管理を組織的に行っていたとして、行政監視官による調査中にある。
州政府は、15万ドルを投じてメルボルンの留学生支援センターで無料の法的支援を提供すると発表した。また、留学生向け福祉プログラムに15万2000ドルが拠出される。ハーバート州教育相は、「留学生を悪用から守り、有意義な体験を積むための支援は極めて重要だ」と話した。
国際教育は同州にとって、年間53億ドルをもたらす最大の輸出材料である。