【キャンベラ6日AAP】 世界最大規模の貿易協定となる環太平洋経済連携協定(TPP)について5日夜、ニュージーランド(NZ)の外務貿易省が正式署名を前に協定内容の細かな内容を発表した。
オーストラリアのアンドリュー・ロブ貿易相はこれについて、詳細発表はやや時期尚早としたうえで、同協定についてはアジア太平洋地域における自由貿易への足がかりとなるとの見方を示した。詳細が明らかになり、各国で今後の見通しについて議論が始まっている模様。
協定にはオーストラリアを始めNZ、米国、カナダ、日本などを含む12か国が参加。世界の経済成長の40%を占める規模となっている。協定に対しては懸念が残ると訴える労働党議員やQLD州議員もいる。ロブ貿易相によると協定の本文は議会で20日間議論される見通しだ。