【アデレード10日AAP】 英皇太子夫妻の6日間のオーストラリア訪問は10日、SA州から始まった。わずか数時間の同州滞在中、夫妻はバロッサ地方の町で最高級ワインを楽しみ、州民数千人から大歓迎を受けた。
チャールズ皇太子はアデレードのボーデンで、自身のチャリティ団体Foundation for Building Communityとオーストラリア防衛住宅供給局(DHA)の連携による、環境に優しい住宅プロジェクトを視察した。同プロジェクトのタウンハウスやアパートには、地元製材や再生水、エネルギー効率の良い照明が使用されている。
一方、カミラ夫人は国民栄誉賞に当たる「オーストラリアン・オブ・ザ・イヤー」受章者のロージー・バッティさんと、家庭内暴力問題について討議し、バッティさんについて「非常に勇敢」と話した。バッティさんは昨年、息子のルーク君を家庭内暴力で亡くしている。
夫妻は同日午後、シドニーに向けてアデレードを出発した。