【キャンベラ3日AAP】 財界団体ビジネス・カウンシル・オーストラリア(BCA)は、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で世界経済が縮小するなか、成長を続ける市場として東南アジアや中国を主要な貿易相手と捉えるべきとの考えを示したことが分かった。
BCAのウェエスタコットCEOは、3日に発表された報告書の中で、アジアへのビジネス投資が少ないと指摘。「これを上手く乗り切ることが出来れば、オーストラリアはCOVID19のパンデミックから抜け出し、あと30年は良い位置にいられる」と述べた。
オーストラリア企業は2019年度、ニュージーランド経済に830億ドルを注ぎ込んだ一方、アジア全域には740億ドルだった。報告書では、特に中国とベトナムがコロナによる影響にもかかわらず経済成長の兆しが見られると指摘している。