【シドニー18日AAP】 世界各地でテロによる死亡数が増加しているなか、西洋諸国162国のなかでオーストラリアの昨年の死亡者数は59位とアメリカの次であったことが、イギリスの経済平和研究所の調査で明らかになった。
シドニーで発生したリンツ・カフェ事件を含めた、2014年のテロによる死亡者数は3万2658名で、2013年に比べて80パーセント増加で過去最高となった。
世界各地で発生しているテロ事件による死亡数の51パーセントは、イスラム国(ISIL)とボコ・ハラムの2大テロ組織によるものだが、この10年間における西洋諸国でのテロによる死亡数の70パーセントは、政治過激主義者や国粋主義者などの単独犯によるテロ行為が原因だとした。