【シドニー18日AAP】 18日にホバートで開かれた臨床腫瘍学会の年次総会で、毎年オーストラリア男性150人が乳がんと診断されていると、マッコリー大学のジョン・ボヤージス教授が発表した。
乳がんの啓発運動のピンクリボンで知られているように、乳がんは女性特有の病気だと見られがちだとし、男性が乳がんだと診断される頃には手遅れの場合が多いとした。「乳がんは男性も発症する恐れがあることを認識してほしい。男性患者の治療への配慮も必要」と同教授は述べた。
国内で2012年に乳がんで亡くなった人の数は、女性2795人、男性24人。