【キャンベラ27日AAP】 セブンニュース・リーチテルが行った世論調査によると、トニー・アボット前首相よりも、マルコム・ターンブル首相のほうが国家安全に関しては安心できると答えた人のほうが多かったことが分かった。
調査対象となった3144人のうち、74パーセントが国家安全の視点からターンブル首相のほうが好ましいと答えた一方で、アボット首相が好ましいと答えたのは26パーセントだった。この傾向がどの年齢層にも見られたが、男女間では男性より女性のほうがターンブル首相を支持する声が多かった。
アボット前首相とターンブル首相では、テロ組織イスラム国対策における国としての役割についての考え方が異なっている。地上での軍の存在感を強めることを優先したタカ派のアボット首相に対し、ジェスチャーや好戦的な態度に慎重なハト派のターンブル首相。この両氏の違いが支持率の差につながっているとみられる。