【キャンベラ30日AAP/AFP】 日本政府が12月1日に南極海に向けて調査捕鯨船団が出発すると発表したことを受けて、連邦政府に対して日本に圧力をかけるよう求める声があがっている。
日本の水産庁は、南極圏での新たな調査捕鯨船団の出発をウェブサイトで発表した。調査期間は12月下旬から3月上旬とされ、母艦と別の3隻から成る船団には乗組員160人を含む。
ブランディス法務大臣は上院議会で30日、外交上最高レベルで協議しているとした上で、難航した際には南極海に巡視船を送ることも考慮すると話した。
グリーンズのピーター・ウィッシュ=ウィルソン議員は、日本がオーストラリアの次期潜水艦建造の提携先候補であることを使って捕鯨をやめさせるように訴えた。
ドレイファス影の法務大臣も、日本の動きは20年にわたって捕鯨終了に向けて外交交渉してきたオーストラリアと国際法に対する侮辱だとし、「捕鯨活動を断念するように連邦政府が日本に圧力をかけることを、労働党は求める」と述べた。