【キャンベラ2日AAP】 首都キャンベラの議事堂で2日、ターンブル政権に対し、より踏み込んだ気候変動対策を訴える活動家らが座り込みを行った。パリでは国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)が開催中で、デモはこれに合わせて行われた。
座り込みの参加者らは、「汚染者よりも一般市民を優先すべき」とスローガンを掲げ、建物入口の大理石部分に陣取ったが、警備員らに立ち退くように求められても応じなかったため、建物から引きずり出される形となった。
緑の党(グリーンズ)のリチャード・ディ・ナテール党首らデモに参加する議員もいた。同党のアダム・バンツ議員は、抗議活動は気候変動に対する国民のムードを反映したものとした上で、「国民は科学的なニーズに基づいた気候変動対策を国に強く求めている」と述べた。