政治

無償の職業訓練 20億ドル拠出へ

【キャンベラ16日AAP】  連邦政府は16日、国内の若者を対象とした20億ドル規模の新しい職業訓練プログラムを発表した。学校卒業生や求職中の若者約35万人を対象に、無償または低額で保健医療、運輸、製造、小売などの業界で活躍できる人材育成を行う。

 

新たな職業訓練プログラム「ジョブトレーナー」の発足について、連邦政府のモリソン首相は「COVID-19は予期しないものだったが、国民には再建と復興で必要となる職種にいつでも就けるようにしてもらいたい」と述べた。必要となる技術や職種は、失われたものと同様になるとの見方を示した。

 

また、20億ドルのうち15億ドルは、中小企業の訓練生などを対象とした給与補助費への追加拠出となる。連邦政府は、従業員200人以下の中小企業を対象とした補助を6か月間延長するとしている。ジョブトレーナーは今年9月までに発足し、TAFEや民間の教育機関で短期コースなどが無料または低額で提供される見通しだ。

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