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中国人一家殺害 容疑者を条件付き保釈

【シドニー8日AAP】   2009年にシドニー北西部で妻の兄弟の家族5人を殺害した容疑で、無罪を主張してきたリャン・ビン・シェ被告(51)が、4年7か月3日ぶりに釈放される。

NSW州高等裁判所で8日、エリザベス・フラートン裁判官は、来年の再審理までシェ被告の保釈を許可した。長期にわたる刑務所生活による重度の不安やストレスから、同被告は不眠症を患っているとされ、専門家も「継続的な心理的支援が必要」と話す。

シェ被告は、電子監視装置の着用義務など、事実上自宅監禁となる17の厳しい条件下に置かれる。医療や法的な約束事以外での外出は許されず、24時間前に文書で通知しなければならない。

妻のキャシーさんは記者団に対し、「弁護団と、夫の無実を信じたすべての人に感謝します」と語った。

9か月に及ぶ裁判は先週、評決不能に終わった。4月に再審理が行われる予定。

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