【シドニー11日AAP】 オーストラリア政府協議会は11日、各州の首相が家庭内暴力規制計画を来年度の前半に法制化することで合意した。全国的に深刻な問題となっている家庭内暴力について、法規制の強化を目指す。
同計画では、一つの州で発令された命令が他の州すべてにおいても承認されるようになる。さらに、加害者に対し効果的に仲裁に入ったり、テクノロジーを利用した暴力などの対策も行っていくことを確認した。
さらに全国サミットを来年度の後半に開催し、各州における取り組みについて見直しを行う。唯一の女性首相であるパラシューQLD州首相は、「我が国には家庭内暴力に毅然と立ち向かおうとする強い州首相と連邦首相がいる」と述べ、「彼らのように手本となる良い男性が必要だ」と述べた。